2021年10月にマイクロソフト認定資格である「PL-900: Microsoft Azure Fundamentals」を取得しました。この認定資格は通常99ドルの受験料がかかるのですが無料になる方法があるので紹介します。
※2021年10月時点での情報です。最新情報はマイクロソフトのホームページで確認ください。
同時期間でAZ-900も取得しました。
筆者の知識スペックときっかけ
PL-900を取得してみようと思い立った時点での知識スペックです。
- Power BIとPower Automateは業務利用中。
- Power Appsはチュートリアルを触ったことがある。
- Power Virtual Agentsは知らない。
PL-900を取得してみようと思ったきっかけ。
- ざっくり全体を知っておくと漏れがないかなと思ったから。
- 無料で試験が受けられる!
PL-900の資格試験の範囲
PL-900はマイクロソフト認定資格の中では一番優しいランクの基礎「Fundamental」に該当する資格です。マイクロソフトのローコード、コードレス開発環境であるPower Platformの機能を理解し、Power Automateで基本的なビジネスプロセスを自動化し、Power BIで基本的なデータ分析を実行し、シンプルなPower Appを作成することでより効果的に行動し、Power Virtual Agentsを使用して強力なチャットボット作ることを目指します。Power Automate Desktop、いわゆるRPAについても出題範囲です。
完全にマイクロソフトのプラットフォームであるため他のPaaSやローコード開発環境の知識は概念レベルのものしか役に立たず、用語とその内容をいかに理解しているかが問われます。
無償で資格取得できるまでの道のり
1. 無料試験特典付きのセミナーを受ける
まずは不定期に開催される「Microsoft Azure Virtual Training Days」の無料試験特典付きセミナーを受講します。受講後に無料試験バウチャーがもらえます。有効期間は発行から1年ほどでした。
2. 勉強をする
試験対策はオンラインコンテンツ「Microsoft Learn」を使って、PL-900に関連するコンテンツを一通り学習しました。用語はしっかりと覚えておく必要があります。
3. 試験を受ける
セミナー受講後1週間ほどで試験無料バウチャーをもらえたので、学んだことを忘れる前にすぐ受験しました。無料なので気楽なものです。試験はオンラインで自宅で受けられます。試験中はカメラON、音声ONで試験官が遠隔から監視しているタイプの試験です。
結果と感想
PL-900を取得しようと思ってから合格までの期間は2週間程でした。この間並行してAZ-900も取得してます。試験結果は700点。合格ライン700点なのでギリギリ合格。
試験内容に触れることは規定によりできませんが、2021年10月時点で注意しておくべきことは・・・
- 2021年9月にCommon Data Service(CDS)が Dataverse に名前が変わりました。新旧の用語対比は抑えておきましょう。
- Microsoft Dynamics 365は何を提供しているサービスなのか軽く理解しておきましょう。