毎年行われるミラマー航空ショー(Miramar Air Show)は、映画「トップガン」の舞台となったことで知られるミラマー海兵隊航空基地で開催される全米最大、世界でも最大規模のエアショーです。開催期間の3日間で70万人が訪れます。
一番の目玉はブルーエンジェルスのアクロバット飛行ですが、他の内容も凄まじく、ミリタリーファンならずとも満足することまちがいないでしょう。
会場には軍用機や民間機、大型輸送機、ヘリコプター、戦車、装甲車、火砲等々の陸上兵器、軍事施設や装置、さらには警察、消防といった組織の航空機も一般公開されています。単に観れるだけにとどまらず、触ったり、乗ったりと体験型の展示も多くあります。
そんなミラマー・エアショー、今回は訪れる時に知っておくと便利な情報を紹介します。
ショーの情報はどこにある?
ホームページ(http://miramarairshow.com/)に全ての情報がありますので、行かれる時は目を通すことを推奨します。交通規制、駐車場の位置、持ち物の制限、チケットの案内、プログラムあたりがチェックポイントです。
日程は?
2015年は10/2(金)から10/4(日)の3日間開催されました。
- 金曜日:平日のため一番空いてます。
- 土曜日:夕方からのイベントもあるため一番プログラム内容が豊富です。一番混雑します。
- 日曜日:金曜日と同じプログラムですが休日のため混雑します。
2016年は、9月23日から25日の開催が予定されています。
入場料は?
ショー自体の入場料、駐車料金は無料です。しかし、ショーを見るのに適した有料席が別途設けられていますので、何らかのチケットを購入することをお勧めします。
- Grandstands:一番安価なチケット(大人10ドル位)で、階段状になっているスタンド席となります。席は自由席ですが一番見やすい上の方から埋まっていきます。
- Box Seats:Grandstandsの前方にある地上の席です。チケットは大人15ドル位。こちらは前方から埋まっていきます。
- Observation Deck Chalet(オススメ):テント付きのBox Seatsです。料金は大人40ドル位。無料の水、専用のトイレスペース、専用駐車場も付いてます。
- (更に高価なチケットもあります。)
1回目に訪れた時はBox Seatsを購入したのですが、あまりの暑さで大変だったので、2回目の今年はObservation Deck Chaletを購入。ショーの合間にはテントの日陰で休憩できるので大変便利。子供もいたのですがおかげで長時間ショーを楽しむことができました!駐車場も渋滞ゼロで会場の近くに止められます。オススメです。
どうやって行く?
公共交通機関は期待できないので車で行くことになります。日本から訪れる場合は、日本の旅行会社によるサンディエゴ発のツアーが組まれるのでそちらに参加するのも手です。レンタカーを借りてサンディエゴから行くというのも距離は短いので十分可能かと思います。
持ち物は?
軍事基地内に入ることになるため空港のようなセキュリティチェックがあります。持ち込めないものはホームページに記載があるのでチェックしましょう。
このミラマーの周りはほぼ砂漠ですので、秋といえど日中は刺すような日差しと気温に加え、席によっては日陰は全くありません。さらに日が暮れると肌寒くなります。日焼け止め、サングラスは必須です。
食べ物は会場内にフードコートがたくさんある(それほど観光地価格ではない)ので手ぶらでも問題ないでしょう。
カメラマンのための情報
もちろん本気装備のカメラマンがたくさんいます。気兼ねなく撮影を楽しみましょう!
このミラマー飛行場、観客席から見える滑走路は南向きになるため、ショーの撮影は午後3時頃まではどこでも完全な逆光となります。なかなか辛い条件です。
三脚は持ち込めますがあまり出番はないでしょう。実際使っている人は少ないです。
ショーの撮影場所はGrandstandsの上の方がオススメです。高台となるため邪魔は少なくなります。しかし、地上部隊の撮影は少し困難かも。
Box Seatsは平面なので周りの人が撮影の時に邪魔になります。なるべく前の方を確保したいのですが、もちろん立ち上がると後ろの人の迷惑になるので難しい場所取りとなるでしょう。
展示物の撮影は朝一番もしくは終了間近に!昼間になると日陰を求めて人々が飛行機の下に集まってきますので必ず沢山の人が映り込みます(笑)
まとめ
ミリタリーファンでなくともサンデイエゴ、ロサンゼルスに居るのであれば絶対行くことをオススメします。間近で繰り広げられるアクロバット飛行の数々、プログラム内容は日本では味わえません。