愛用中のOM-D E-M1のファームウェアが2014年9月17日にVer2.0へアップデートされました。早速、アップデートしましたので注目の更新項目を試してみました。ファームウェアのアップデートだけでこれだけ機能改善、拡張ができるのは素晴らしいです。是非、今後もアップデート続けてほしいものです。
(出展:http://www.getolympus.com/us/en/digitalcameras/omd/e-m1.html)
ファームウェア ver3.0 が公開されています。アップデートしましたのでこちらもどうぞ。
ファームウェアアップデート時の注意
いきなりですが注意です。アップデートを実行するとAF微調節以外のカメラの設定ががっつり綺麗に初期化されます!カスタム設定されている方は何らかの方法でメモしておかないと復帰が大変です。。。
スマートフォン連携もできているくらいなので、設定のバックアップとかファイル出力してシェアができたりするともっと便利なのですが。
注目の更新項目
ライブコンポジット
OM-D EM-10 に搭載されていた機能。複数毎の写真を一枚に重ね合わせることで光の軌跡を撮影できる。これは面白そうです!
参考:デジカメWatch「星空写真が好きなら「ライブコンポジット」に注目!」
カメラコントロールシステム
ブツ撮りやスタジオ撮影する時に必要とされる機能ですが、今のところ活躍の機会はなさそうです。専用PCアプリ「OLYMPUS Capture」は9月24日からのダウンロード予定なのでまだ試せません。
高速電子ビューファインダー
フレームレート高速設定時にビューファインダーのレスポンス速度が速くなるという機能です。「メニュー > カスタムメニュー > D. 表示/音/接続の2ページ目 > フレームレート:標準」という項目があるのですがグレーアウトされていて変更できません。。。何かの項目を有効にしていると代わりに使えなくなるとか、、、調査中。
追記 9/30:以下の場合にはEVFのフレームレートを「高速」に設定できない事がわかりました。
- 撮影モードが iAuto / SCN / ART の場合
- 撮影モードが P / A / S / M であっても「iFinish」を選択している場合
- フルタイムAF設定時
- ピーキングが何らかのボタンに割り当てられているとき
参考:価格.com「EVFのフレームレート「高速」設定について」
カスタムセルフタイマーに各コマAF機能を追加/ドライブモードのカスタムセルフタイマー設定で、INFOボタンでの設定変更機能を追加
セルフタイマーの時間(1s−30s)、コマ数(1−10)、撮影間隔(0.5s-3s)、各コマAF(ON/OFF:今回追加)を自由に組み合わせたセルフタイマーがカスタマイズできます。
例えば記念撮影するときは、セルフタイマー10s、コマ数5、撮影間隔2s、各コマAF ONとかにセットすれば一度に5回撮れるので、一番良い写真を選べば良いです。
設定変更が不便だったのが簡単にできるようになりました。
拡大枠位置でのMFアシストに対応/高精細拡大ライブビューに、『3×』(3倍)を追加/ピーキング表示のフレームレートを改善/拡大枠表示中も水準器、ヒストグラムを表示するように改善/拡大枠表示中にOffアイコンを追加/BKTボタンを2秒長押しした時に、BKTメニューを表示する機能を追加
地味ですが改善が実感できるポイントです。
アップデートの全項目
- カメラコントロールシステム:専用PCアプリ(OLYMPUS Capture)を使い、カメラ、PC双方からの操作が可能
- デジタルシフト:シフトレンズを使用しているかのように撮影可能
- ライブコンポジット:光の動きを切れ目のない美しい光跡として記録
- 高速電子ビューファインダー:表示タイムラグをさらに短縮(0.016秒)※フレームレート高速設定時
- 新アートフィルター:「ヴィンテージ」「パートカラー」の2種類を追加
- 新フォトストーリー:「ズームイン/アウト」「レイアウト」の2種類を追加。一時保管と再開機能を追加
- ライブガイド:複数の効果のかけ合わせが可能に
- OI.Share ver.2.4に対応:簡単シェア、多彩なリモート撮影機能がさらに充実
- 流し撮り:シーンモードに「流し撮り」を追加
- 新ムービーエフェクト:「オールドフィルム効果」を追加
- HDR1/HDR2露出補正:HDR撮影モードでの±3EVまでの露出補正が可能に
- その他の改善項目:カラークリエーター設定画面でMENUボタンにてカラークリエーターを解除して元のピクチャーモードに戻る機能を追加/ムービー撮影モード、ピクチャーモードをART Filter設定時、ムービーテレコンを使用可能に/絞りプレビュー機能に、絞込みロック機能を追加/カスタムセルフタイマーに各コマAF機能を追加/ドライブモードのカスタムセルフタイマー設定で、INFOボタンでの設定変更機能を追加/拡大枠位置でのMFアシストに対応/高精細拡大ライブビューに、『3×』(3倍)を追加/ピーキング表示のフレームレートを改善/『連写+手ぶれ補正Off連動』を『連写中手ぶれ補正』に名称変更/電動ズーム速度設定機能を追加/ズーム使用時、液晶画面にアイコン表示/十字ボタン機能をダイレクト機能に設定した場合、十字ボタン左と下でも「水中/水中マクロ」に対応/スーパーコンパネ タッチ操作でダブルタップに対応/拡大枠表示中も水準器、ヒストグラムを表示するように改善/拡大枠表示中にOffアイコンを追加/”HDR1/HDR2で撮影した情報を再生画面で確認できる機能を追加(※OLYMPUS Viewer3で確認可能)/ライブコンポジット撮影画像に合成枚数情報を追加/ライブコンポジット、ライブバルブ、ライブタイム設定メニューへのショートカットアクセスに対応/BKTボタンを2秒長押しした時に、BKTメニューを表示する機能を追加