ヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)は、アメリカで最も有名な国立公園の一つです。その全てを語ることはとてもできないので、自分が体験したことを中心に紹介していきます。初回は基本的な情報が中心の紹介です。
一般的な情報
日本でもグランドキャニオンとならんで有名な国立公園であり世界遺産です。山脈、渓谷、断崖絶壁、緑豊かな森、大きな滝、綺麗な水辺と、多種多様な景色があり、日本の上高地や南アルプスを連想させます。人の手が入っている地域は公園全体のごくわずかで大部分に手付かずの自然が残されています。
観光スポットは、ヨセミテ渓谷を中心としたエリアに集中しており観光しやすいのが特徴の一つです。(アメリカの国立公園では観光スポットが点在していて、その間の距離が数10キロなんていうのはザラです。)そして、楽しみかたもちょっとしたハイキング、カヌーのようなアクティビティ、もっとハードなロック・クライミングと、多種多様。少なくとも2、3泊で訪れたいところです。
現地の最新情報は公式ウェブサイトで得てください。公式Facebookページもリアルタイムの情報が豊富です。特に春と夏は、山火事情報に注意!
旅行に適した時期は?
ヨセミテ公園は365日年中開いています。季節によって様々な表情を見せてくれますので、どの時期や季節に訪れても魅力があります。
オススメの観光シーズンは、雪解け水が滝となって落ち、滝の水量が最も多い「4月始めから〜5月終わりまでの春」になります。
夏はキャンプも盛んですし、秋は紅葉の季節、更に冬は雪化粧された渓谷が望めます。(まだ一度しか行ったことはないのですが違う季節にもう一度行きたいです。)
料金は?
レンタカーなどの車で訪れる場合、公園への入園料は車一台につき$35($20からどんどん値上がりしています)で、7日間出入り自由です。
2022年情報:5/20~9/30の6AM~4PMに車で訪れる場合は返却なしの予約($2)が必要です。予約日から3日間有効となるようです。
観光で気にしておく事は?
公園内には無料シャトルが巡回しているので、車をどこか手近な駐車場に駐車してシャトルを利用するのがオススメです。ハイシーズンは平日であっても昼頃までには公園内の駐車場はほぼ満車になるため、一度停めた場所から離れると次の駐車場を見つけるのが困難になります。
野生動物も多く生息しています。熊も住んでいますので、公園内の自動車での走行、食べ物の保管やゴミの管理は気をつけましょう。動物との交通事故も結構多いようです。
公園のガイドを手に入れましょう。公式ウェブサイトで季節ごとに細かく情報が掲載された冊子が手に入ります。事前に計画を立てるのにも役立ちます。
場所、行き方
ロサンゼルスまたはサンフランシスコから車で向かう道のりです。ツアーも数多くありますが、公園内のでの自由度を求めるのであればレンタカーがお勧めです。ビレッジから離れたグレイシャー・ポイントやマリポサグローブを訪れようとするときは車があると時間に余裕ができ自由度が上がります。
車での注意点
公園内にはガソリンスタンドはありません!近隣の町で給油してから公園内に入リましょう。
ロサンゼルスから行く場合
こちらはロサンゼルス地区に住んでいたり長期滞在している人向けのルートです。
ロサンゼルスからヨセミテビレッジ(観光の中心地)までは6時間500km程です。実際に通った道順を紹介すると、ロサンゼルスからI-5でフレズノまで北上し、そこから41を更に北上すると公園南入口に到達します。この道は見通しも良く特に途中危険なところはありません。南入口からヨセミテビレッジまでは1時間60km程、緑の木々の中を進むワインディングロードが続きます。
早朝に出発して午後に到着するというイメージになります。途中休憩を挟むとなると最低8時間は移動に見ておいた方が良いです。運転手は複数いないと苦しい距離です。
サンフランシスコから行く場合
日本から訪れる場合だとサンフランシスコ国際空港経由で向かうことになると思います。空港からヨセミテビレッジまでは4時間320km程の道のりです。サンフランシスコ国際空港からサンマテオ橋を渡りオークランドを抜けるまでのフリーウェイで通勤ラッシュに巻き込まれる可能性があります。朝夕のラッシュアワーは凄まじいです。。。
日本からサンフランシスコ国際空港に到着した後、すぐに車を運転するのは旅慣れしている人にしかお勧めできませんので、到着日は休んで次の日に出発が良さそうです。
天気(気温、降水量)
訪れた春の時期は(5月最終日)、昼は暑く半袖・半ズボン(最高気温23度)。夕方はかなり涼しくなって長袖が必要(12,3度)でした。
夜は最低気温7,8度なので、もし活動するときは厚手の服装が必要です。
持って行くと便利なもの
ヨセミテビレッジに立ち寄れば旅の間に必要な物は大抵手に入りますが、持っていくと心置きなく散策できるモノの紹介です。
- 動きやすく温度調節ができる服装
- 昼夜の寒暖差があるので半袖、長袖を必ず持っていきたいです。
- 水
- 毎日1リットルくらいのペットボトルを片手に散策しましょう。春でも日差しは強く乾燥します。
- 靴
- おそらく長い距離を歩く事になるので、しっかり歩けて且つ履きなれた靴。軽いトレッキングシューズ(ハイキングシューズ)がオススメです。
- リュック
- モノを入れるためのリュック(デイパック)。両手が自由になるので便利!訪れてる人は大抵なにか背負ってます。
- 日焼け対策
- 晴れた時の日差しは強いので、春でもサングラスや日焼け止めは欲しいところです。
- ライト
- 日が落ちると真っ暗になります。簡単な懐中電灯(スマホのライトでもOK)があると安心です。
まとめ
情報も豊富なのでツアーでなくとも個人旅行でも十分に訪れることができます。ぜひ、大自然を満喫してください。