ペイジを訪れる旅人の一番の目的は「アンテロープ・キャニオン」なのですが、ちょっとした見所もところどころあります。今回は「レイク・パウエル」を見下ろす高台を紹介します。レイク・パウエルは、青い水を湛え、周りの赤茶色の複雑な岩山と組み合わされた絶景と紹介されており、映画「猿の惑星」など多くの映画、CM、プロモーションビデオの撮影場所でも有名なところです。
2016年1月の旅の途中で訪れました。
マイナーすぎる場所、ワウィープ・オーバールック(Wahweap Overlook)
旅の行程でペイジに宿泊することがあったのですが、その翌日のアンテロープキャニオンのツアーの前に朝日でも拝んでおこうと探し当てたのがこの場所、ワウィープ・オーバールック(Wahweap Overlook)です。
Google Imageで写真を探してみると夕焼け時も人気のあるポイントのようです。
行き方は、ペイジの街からダムの方へ向かってUS-HWY89を北上したところにあり、15分位で到着します。場所は丘の上でベンチが設置されているくらいで何もありません。砂利の大地に適当に駐車して景色を楽しみましょう。
丘の上からはパウエル湖を一望できる大パノラマが広がります。
朝日は拝めるのか?
遮るものは一切ないので、どんな季節であっても完璧に朝日を拝めます。あとは天気次第。。。
訪れたのは風も強く厚い曇り空の朝。数日前まで雪が降っていたこともあり気温も−2度となかなか寒かったです。
ペイジのある街の方向を見ると「グレンキャニオン・ダム」のてっぺんにかかる橋が見え、その奥に街の光が見えます。そして、広大な自然の大地には異質な3本の煙を吐く煙突が見えます。
煙突の正体は火力発電所です。しかし、すぐ近くにダムもあり水力発電を行なっているにもかかわらず、なぜあるんでしょうね?この謎は少しパウエル湖の成り立ちを調べるとわかります。
冬の時期はパウエル湖を挟んで奥にある火力発電所の付近から太陽が昇ります。この日は残念ながら雲が厚く、太陽は拝めませんでした。薄い雲であれば綺麗な朝焼けになっていたことでしょう。
改めて同じ日の昼間に訪れてみました。この時は青い湖面と赤い大地のコントラストが綺麗に見ることができました。訪れるならば、順光になる午後から夕方にかけてが良いコンディションです。
まとめ
ペイジの街からわずかな所で簡単に立ち寄れる場所ですので、中途半端な時間ができた時にはお勧めの場所です。方向的には東向きですので、夕焼けの時間帯に訪れると岩山に夕日が当たり綺麗かと思います。