アンテロープ・キャニオンではその神秘的な渓谷を楽しみつつ、やっぱり写真も撮りたいということで、訪れるほとんどの方が写真を撮っています。
一眼レフやコンパクトデジタルカメラであれば良い写真が撮れますが、ちょっとしたコツさえ掴んでおけばスマートフォンでも十分に綺麗に写真が撮れます。
ただ、本格的な撮影をしたいのであれば、一眼レフカメラを持っていくとをオススメします。フォトツアーに参加した時の装備などはこちらのページで紹介しています。
撮影時に気をつけること
一番大切なことは、暗いからといってフラッシュONにしてはダメです。必ずフラッシュOFFにしましょう。フラッシュONにすると岩の陰影が消えてしまい、色も灰色っぽくなってしまいます。天井から差し込む光で十分に明るいので大丈夫です。
二つ目に大切なことは、写真を撮る時に太陽の光を直接レンズに入れないこと。特に天井に向けて撮影する時には何としても直接光は避けましょう。陰になるような位置を探してください。直接光を入れてしまうと明暗が激しすぎて、白黒の残念な写真になってしまいます。
iPhoneカメラの設定に秘技あり
特別な追加のアプリケーションのカメラは不要です。標準のカメラアプリで十分です。
※以降の写真はすべて「iPhone6 Plus」で撮った写真です。
そして、アンテロープ・キャニオンで威力を発揮するiPhoneカメラの設定は「クローム」と「モノ」フィルターを利用することです。
クロームを利用すると岩肌の色が鮮やかになります。こちらの写真は天井の写真ですが、直接光を避けてます。
モノを利用すると白黒写真になり、渓谷内で波打っているかのような感じの明暗がくっきりと表れます。光が当たっている場所を狙って撮ってみましょう。
iPhoneカメラでの撮影方法に秘技あり
スマートフォンのカメラだとアンテロープ・キャニオン内で床から天井までを写し切ることができません。そんな時の撮影方法。「パノラマ」撮影に設定します。カメラを横向きに構えて、下から撮影を開始し、天井に向けて動かしていきます。ちょっとコツがいるので練習していったほうが良いです。この方法でかなり迫力ある写真が撮れます。
アンテロープ・キャニオンの岩は波打った模様が特徴的です。それをスマートフォンに収めるには岩肌にカメラをくっつけて撮りたい方向にカメラを向けてシャッターを切る。たったこれだけでダイナミックな模様が撮れます。
まとめ
スマートフォンでも十分に綺麗な写真が撮れますので、チャレンジしてみてください。
ちなみにこれらの技はナバホ族のベテランガイドに教えてもらいました。