2021年10月にマイクロソフト認定資格である「AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals」を取得しました。この認定資格は通常12,500円の受験料がかかるのですが無料で受験できる方法があるので紹介します。
※2021年10月時点での情報です。最新情報はマイクロソフトのホームページなどで確認ください。
同時期間でPL-900も取得しました。
筆者の知識スペックときっかけ
AZ-900を取得してみようと思い立った時点での知識スペックです。
- Amazon Web Services(AWS)を利用したシステム設計・開発・運用の現場経験あり。取得資格なし。
- Azureは全く利用したことがない。
AZ-900を取得してみようと思ったきっかけ。
- AWSやGCPは若手メンバーが取得し始めているので、周りにいなさそうなMS系資格の人柱に。
- 無料で試験が受けられる!
AZ-900の資格試験の範囲
AZ-900はマイクロソフト認定資格の中では一番優しいランクの基礎「Fundamental」に該当する資格です。試験ではクラウドの基礎概念とマイクロソフト社が提供するAzureで何ができるのかを問われます。
AWSのような他のクラウドサービスを利用している方にとって前者の知識は通用しますが、後者はAzure特有のサービス内容や用語があるため学習が必要です。
無償で資格取得できるまでの道のり
1. 無料試験特典付きのセミナーを受ける
まずは不定期に開催される「Microsoft Azure Virtual Training Days」の無料試験特典付きセミナーを受講します。2021年11月は月2回程開催されます。
受講後に無料試験バウチャーがもらえます。有効期間は1年あったので興味あればまずセミナーを受けておくのが良さそうです。
2. 勉強をする
試験対策はオンラインコンテンツ「Microsoft Learn」を使って、AZ-900に関連するコンテンツを一通り学習しました。理解はもとより、用語もある程度覚えておく必要があります。
3. 試験を受ける
セミナー受講後1週間ほどで試験無料バウチャーをもらえたので、学んだことを忘れる前にすぐ受験しました。無料なので気楽なものです。
試験はオンラインで自宅で受けられます。試験中はカメラON、音声ONで試験官が遠隔から監視しているタイプの試験です。他の資格試験でも当たり前になってきた方法を無料で体験できるのもメリットですね。
結果と感想
AZ-900を取得しようと思ってから合格までの期間は3週間程でした。この間並行してPL-900も取得してます。
試験結果は745点。合格ラインは700点なので余裕ほぼ無しでした。
試験内容に触れることは規定によりできないのですが、Azureを触ったことがないため用語に関わる細かな部分が覚えきれておらずなかなか苦戦しました。
クラウドやAzure初学者にとってAZ-900取得を目指して勉強すると満遍なく知識習得でき、さらにAzureの基礎知識取得もできます。業務担当者から組織マネージャまで幅広くお勧めできる資格と思います。