ブライス・キャニオン国立公園(Bryce Canyon National Park)へ、2015年1月に2度目の訪問をしました。その時、訪れたトレイルを紹介します。
真冬に訪れる際の注意点
必ず事前に国立公園のホームページで情報を確認しましょう。降雪しますので、公園自体がオープンしているかどうかや、公園内道路の通行止めやなどを事前に確認が必要です。
国立公園内の道路は除雪車による除雪が行われますが、あまりに朝早いと除雪されていないのでチェーンが必要な場合もあります。
トレイルは雪と氷に覆われます。特に、日陰は凍った地面の上に降雪していることがあるのでスリップ注意です。
気温は高地のため朝方はマイナス10度以下になることもあります。私が訪れた日は降雪が明け方まであったのでマイナス3、4度と比較的暖かい朝でした。
冬季のおすすめトレイル
ブライスキャニオン国立公園、冬季のトレイルのオススメは、下記の地図にある黄色のトレイル「クイーンズ&ナバホ・コンビネーション・ループ」です。
全長3マイル(4.6km)高低差183mと、かなり歩きがいがあります。サンセット・ポイントから下り、最後サンライズ・ポイントに登ってきたのですが、下り上り共に結構急です。さらに2500mの高地のためか息があがりやすく、乾燥もしているので水は多めに必要です。
ゆっくり回って3時間、しっかりと歩くことになりますが多くの風景を楽しむことができます。
冬季は見どころの一部「The Wall Street」が閉鎖されているのですが、夏季はそちらも楽しめることでしょう。
持っていくと便利なもの
- 水
- 十分に準備しましょう、途中で補給はできません
- 履きなれたトレッキングシューズ
- 雪道、氷道になるので、防水性のあるトレッキングシューズやスノーブーツがおすすめ
- 簡易アイゼンがあると上り下りも安心です。
ナバホ・ループトレイル
サンセット・ポイントから下る始めてから1km程は両サイドの岩が壁のように迫ってくるような狭さです。
クイーンズ・ガーデン
始めの「ナバホ・ループトレイル」を降りきると「クイーンズ・ガーデン」と呼ばれる場所になります。ここは緩やかなトレイルが続き、木々も多く生えています。そして、オレンジ色の尖塔群を見上げる風景が広がります。
いろいろな尖塔たち
尖塔(Hoodoo)は、いろいろな形をしており、中には公式に名前がつけられたものもあります。「トール・ハンマー(Thor’s Hammer)」と「クイーン・ビクトリア(Queen Victoria)」は、このトレイルで見ることができます。