前回はバンフの街にスポットを当てましたが、街の中心から数十分で行くことができる大自然を一挙に紹介します。街から近いので、天候が悪く遠出は難しいなぁと思ったときに手軽に回ることができます。
ゆったり風景を楽しむヴァーミリオン湖
ヴァーミリオン湖(Vermilion Lakes)は、バンフの街から最も近い湖。とはいえ、歩きだと少々遠いので自転車かレンタカーで訪れるのが良いでしょう。
湖畔にはベンチがありそこでゆったりと湖と先に見える山々を眺めたり、少し砂利浜があるので足をつける程度の水遊びもできます。
風がない時、湖面は静かになり鏡のように山々を映します。夕暮れ時にはその湖の名の通り朱色に染まる景色を捉えようとカメラマンも多く訪れるようです。
湖畔でのアクティビティが盛んなツー・ジャック湖
ツー・ジャック湖(Two Jack Lake)は、砂利浜も広く、浅瀬もあるため、ボートなどのアクティビティを楽しんでいる人が多かったです。ツー・ジャック湖からミネワンカ湖方向へ道を辿ると高台から湖を眺めることができ、その風景は息を飲むものがあります。
また、周辺はビッグホーン・シープに遭遇することが多いです(実際に遭遇しました!)
大きな人工湖、ミネワンカ湖
バンフにあるすべての湖は自然にできていると思っていたのですがミネワンカ湖(Lake Minnewanka)は人工湖です。もともと氷河によって削られた渓谷に川が流れて、その流れが大きくなっていたところに堰を作って湖にし、周辺の水資源と発電に利用しています。その開発の過程で湖底には沈んだ村が眠っており、ダイバーがそれを探検するということもあります。ミネワンカ、言葉の響きが英語ではないのですが先住民の言葉で「lake of the water spirit」(水の神が住む湖?)の意味なんだそうです。
ここまでは、この湖で体験できるクルーズ「Banff Lake Cruise」でガイドさんが説明していたこと(なのでちゃんと聞き取れているのか怪しい)。クルーズ体験は素晴らしく、1時間たっぷりと楽しめました。
湖に沿って往復2,3kmに簡単なトレイルもあります。時間がなく入り口付近しか歩きませんでしたがリスがたくさんいます。
お手軽散歩道、フェンランド・トレイル
フェンランド・トレイル(Fenland Trail)は、町の案内所で幼児連れでもおすすめと一番初めに紹介されたトレイル。バンフの町の入り口のすぐ手前にあり、40分ほどの平坦なループトレイルです。
とても町の隣にある森とは思えないほど森林浴を楽しめる森でかなりのオススメポイントです。訪れる前日には立派なエルクに、すれ違った観光客はビーバーを見た(私たちは一歩遅く見られなかった)とのことなので、これらの動物への遭遇率は高いです。
見晴台、マウント・ノーケイ・スキー場
マウント・ノーケイ・スキー場(Mount Norquay Ski Resort)は、バンフゴンドラとは反対側にあるノーケイ山にあるスキー場です。ゲレンデからバンフの町を一望できます。
ビューポイントには人が集まっているのですぐにわかるでしょう。道中はビッグホーン・シープなどの遭遇率が高いことでも知られています。
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