ジョシュア・ツリー国立公園(Joshua Tree National Park)は、ロサンゼルスから最も近い国立公園です。ロサンゼルス国際空港(LAX)から車で2時間半でいける距離なので、レンタカーを借りての旅にはもってこいです。
近場といっても侮れません。奇妙な形のジョシュアツリー、少し黄色がかった巨石が広がる風景はまるで違う星に降り立ったような感覚を体験できるでしょう。多くの難易度のトレッキングも整備されており、軽い散歩の感覚でまわれる見所も多いです。さらにロッククライミング、ポルタリングの聖地、数多くのコースが用意されています。
もっとも手軽に行けることから既に5回以上訪れています(2011年11月、2013年6月、2015年5月・6月・12月、2016年1月)
2019年8月、情報を更新しました。年々入園料などが高くなっています。
基本的な情報
まず、訪れる前に「National Park Service」のホームページを閲覧することをオススメします。公園の情報が全て揃っており、特に緊急情報(通行止めとか閉園してるとか)が掲載されています。他にも、楽しみ方、決まり事、知識、アクティビティの案内などなど全ての情報が掲載されています。
さらに Facebook ページや Twitter もあるのでそちらを利用するのも良いでしょう。
公園の入り口手前にはビジターセンター(西入口、東入口にそれぞれ1つ)があり、レンジャーが見所を丁寧に教えてくれます。夕焼けや夜空を見るポイントを聞いておくと良いでしょう。お土産もしっかりと買えます。
公園内の様子
ビジターセンターに寄らなくてもエントランスで 地図付きのガイド はもらえます。
順路としては、東から入って西へ出る(もしくは逆)のが良いです。その間の距離は40km以上あります。公園内にガソリンスタンドはありませんので、ちゃんと補給してから入園しましょう。
携帯電話は圏外になると思います(AT&Tは駄目でした)ので、スマートフォンの地図アプリはあてになりません。もらった地図を頼りにしましょう。分岐には必ず方向指示の標識があるので迷うことはありません。
道のいたるところにビューポイントがあり、車が停められるようになっていますので、どんどん降りて散策しましょう。トイレは所々に有ります。
各ポイントの紹介はこちらにまとめてあります。
入園料(Entrance Fee)
- 車1台(同乗者含む)で$30(2022年6月)
$20(2016年1月)$15(2013年6月)。7日間出入り自由なので、公園外の宿泊施設を利用したりすることも可能です。 - 徒歩、自転車、バイク、馬!での入園もできます。
- 年間パスもあります。複数回訪れるつもりがあるのであれば「Joshua Tree National Park Annual Pass」が$55(2022年6月)で購入できて購入月から1年間有効です。1年以内に2回訪れれば元が取れます。
キャンプ場(キャンプサイト)
- 400以上の枠があり、一晩$15〜$20で利用できます。一つの枠で6人、3つのテント、2台の車駐車が許可されています。予約が必要なところ(ピークシーズンはすぐに埋まります)と、早い者勝ちのところがあります。
- パーク・レンジャー が夜もしっかり見回りをしており、安心して利用できます。
キャンプの様子、詳しくはこちら。
場所、行き方
ロサンゼルス空港から2時間30分程。都市部を抜けるまでが一番気を使いますが、安全運転を心がければ特に危険なところはありませんし、道順もわかりやすいです。
I-10をひたすら東へ進み、CA-62に乗り換えます。CA-62への乗り換え付近は、年中強い風が吹いているので、車が少し煽られますし、大きなトレーラーの横を走るのはヒヤヒヤします。この付近は凄まじい数の風車が見られます。風車の近くまで行けますので立ち寄るのも面白いですよ。
天気(気温、降水量)
- 年中湿度25%以下でカラカラです。
- 春夏が一番過ごしやすく、平均最高気温30度、平均最低気温10度。
- 冬は意外と寒くなります。平均最高気温は15度、最低気温は0度以下になることもあり、雪も降ります。
- 夏は、ひたすら暑いです。平均最高気温が38度。40度超は普通にあります。
- サボテンの花も見られる春(3月〜6月)がオススメの時期となります。
持って行くと便利なもの
水
忘れないでください!必須です。乾燥しているので汗をかいてもすぐ蒸発してしまい、気がつかない間に脱水症状なんて事も有り得ます。冬でも油断禁物です。入園すると入手できないので、近くの街で購入しておきましょう。1日1人でペットボトルの水4本くらい飲みました。
日焼け防止グッズ
これも必須です。日焼け止めクリームやスプレー、サングラス、帽子など。。。日陰はほとんどありません。やはり冬でも油断禁物です。車に乗っているだけでも焼けます。
歩きやすい靴
スニーカー、トレッキングシューズがおすすめです。砂漠の植物は尖ったもの(特にサボテン)が多くサンダルは危険です。
暖かい服装
もし、星空を見るために夜まで滞在するのであれば、砂漠の夜は冷えますので夏でも必須です。膝掛け一枚あるだけでも変わります。
こういうのがあると全然違います!