ジョシュア・ツリー国立公園(Joshua Tree National Park)で、2012年11月後半のサンクスギビングの連休に一晩キャンプをしました。目的は空いっぱいに広がる星空を見ることと朝日を拝むこと。
この時期、ある程度冷える事は覚悟してのキャンプでしたが、まさか気温が0度近くになるとは思いもよらず。。。砂漠の夜は相当冷えます。
当時、まだコンパクト・デジタルカメラしか持ちあわせておらず(この旅を機会にもっと良いカメラを購入することにしました)、星空の写真は満足するものが撮れませんでしたが、夜中に見た星空は素晴らしかったです。
こちらは公園内で撮影されたタイムラプス動画の紹介ですが、夜空の雰囲気が伝わるかと思います。続いてキャンプ場(キャンプグラウンド)の紹介や、ルール、持ち物などを紹介します。
Ascendance from Henry Jun Wah Lee / Evosia on Vimeo.
キャンプ場(キャンプグラウンド)
公園内には数箇所のキャンプ場(キャンプグラウンド)があります。
Black Rock と Indian Cove はウェブサイトで予約が必要です。標高、数、グループでの利用しかできない所、馬がおける所(実際においている人いました!)、水がある所などがわかるようになっています。
一番規模の大きな Jumbo Rocks を利用しました。連休時、キャンプ場は非常に混んでおり、運良く空いていた場所に滑りこむことができました。隣のキャンピングカーで訪れている人に話を聞いた所、ロッククライミングしながら5連泊するとのことでしたので連泊する人も多くいます。
使い方
まず、キャンプ場の入り口に設置されているボックスから、チケットを取り出して、キャンプ場内の空いている場所を車でグルグルと探します。既に埋まっているところには、サイト番号の書かれたポールにチケットの半券が挟まれています。半券が挟まれていない=空いている所なので、都合の良い場所を見つけたら、チケットに番号、名前、宿泊日程などを書いて、チケットを切り取った半分をポールにクリップで挟んでおきます。残りのチケットは、宿泊費を入れる封筒にもなっているので、宿泊費(一泊だったので$10)を入れて、元あったキャンプ場の入り口にあるボックスに投函します。
※2022年11月現在
- 1泊$20になってます。
- ウェブサイト上でサイト単位での
治安についてですが、パークレンジャーの見回り(夜中も回ってきます)も、しっかりされていますが、用心するに越したことはありません。
ルール
きちっとルールを守れば安全で楽しいキャンプができます。事前に最新情報を確認しましょう。
- 1サイトで許容されるのは、6人、車2台、テント3張りまでです。(車の確認をレンジャーにされました。ちゃんと見回っています。)
- 予約できないキャンプ場は先着順です。年間30日(え!?)まで宿泊可能です。ハイシーズンは14日制限。なので、意外と長期連泊する人もいます。
- キャンプ場以外で夜通し車は駐車できません。キャンプ場以外で夜を明かすことは禁止されています(Backcountry Campingというものはありますが、興味のある方はこちら)。したがって、公園内の道路、ビューポイントなどの駐車場を利用しての車中泊は不可能です。
- 2つのキャンプ場以外に水はありません。トイレはあります。
- 夜10時から朝6時までは静かにする必要があります。発電機(こちらの人は普通にマイ発電機を持ち込んでいます)の利用は更に制限されています。
- 指定された場所以外でのキャンプファイヤーは禁止されています。また、周辺の木々や枯れ木、落ちているものを燃やすことも禁止です。薪を事前に用意しましょう。
- 野生動物に触れられないものを準備して食料の保管に気をつけましょう。また、同様に匂いの放つもの(香水など)は、それを遮蔽できる容器に入れましょう。コヨーテいます。
持ち物
キャンプ用具(テント、寝袋、ランタン、ヘッドライト)
風はそれほど強くありませんでしたが、地面から強烈に寒さが襲います。テントの下に何か敷くなど工夫をオススメします。
寝袋は、この季節は-3度は耐えられるモノでないと厳しいです。
ヘッドライトがあるとかなり便利。手元も良く見えますし、歩く時に両手が使えます。懐中電灯はLEDペンライトでもあると便利です。
水
十分すぎるほど持ち込んでください。公園内では手に入りません。
薪
公園の近くにあるガソリンスタンドやマーケットで手に入ります。2束あると便利です。
楽しみかた
- ピットに薪をくべてキャンプファイヤー。
- 深夜になると、人口の光は完全になくなるので、近くの岩に登って星の観察する。ヘッドライトをつけて、夜のトレッキングをしている人もいます。
- 朝方、近くの岩に登って朝日を拝む。ヨガをやっている人も多いです。
もう少し暖かい時期を選んで、再度行ってみようと思います。