数ヶ月前から噂されていた「これまでにない新しいカメラ」が、2024年5月23日に「LUMIX S9」として発表されました。発売は2024年6月20日とのことです。
第一印象は、筆者も使っているマイクロフォーサーズ機にラインナップされていた「LUMIX GM1」のフルサイズ版。デザインやカラーバリエーションがそっくりです。GM1発売当時は、とてつもなく小さなミラーレスカメラでサブで欲しいなぁと思いながらも手にすることはなく・・・
今回の「LUMIX S9」は、必ず手に入れます。炎上してますが、製品そのものは問題ないので予約しました。
というのも、普段のスナップ写真はスマートフォンを使うことが多いのは確かですが、ある旅行でスマートフォンと一眼で撮影した写真を全て並べて、良いと選択したものでスマートフォンであることがほぼ無いという現実。
やはり一眼カメラである「OLYMPUS OM-1」や「LUMIX S5」には画質面では勝てません。普段から気楽に持ち歩ける一眼カメラがあれば、、、「LUMIX S9」は、そんな要望を満たしてくれそうです。実はかなり長い間「SONY α7C II」を検討していましたが、今回の発表で白紙撤回しました。
オススメレビュー動画はこちら。一番 LUMIX S9 の魅力を伝えていると思います!
性能面はどのように評価するか?
基本性能は「LUMIX S5II」を踏襲し、画質、手ぶれ補正、AF、ディテールに対する処理、ノイズ除去は同等で、AFはS5II最新ファームウェアで強化された状態のものが採用とのこと。下記の記事参照。
元々、人物認識は優れてますし、UIの使いやすさは安定しています。筆者がパナソニックLUMIXを選ぶ最大の理由は「色味」。他社カメラもそれなりに使っているのですが、どうしても好みがLUMIXです。暖色系の表現、コントラストのバランス、モノトーン表現が素晴らしいです。
現在は「LUMIX S5」を利用していますが、性能面での不満はほぼない状況ですので、「LUMIX S9」では基本性能が向上することを考えると十分です。
これまで使ったことがない機能への期待は?
特に2つの機能への期待が非常に高いです。どちらも気軽にフルサイズで絵作りするための機能です。
1つは「リアルタイムLUT」。動画向けの機能と思っていたのですが、静止画でも絵作りの新しい方法として試してみたくなる機能で期待しています。スマートフォンでの撮影ではInstagramへの投稿などフィルターを使うことが普通ですので、その感覚を期待しています。
もう1つは「クロップズーム・ハイブリッドズーム」。クロップズームでは画像の中央部を切り出して、画質を劣化させずに望遠可能。ハイブリッドズームは光学ズームとクロップズームを組み合わせて、ワイド端の焦点距離を変えずにズームリング操作のみで高倍率のズームが可能とのこと。
例えば「20−60mm」のレンズでも画質落とさずに「20-180mm」まで対応できることになります。ふとした望遠が欲しい瞬間が訪れる旅先や日常において、レンズ一本で対応できるのはかなり使い勝手が良さそうです。
不安なところは?
まず、ファインダーがないこと。明るい屋外での背面液晶での撮影は絶対に難しいと思うのですが、、、素直に諦めます!そして、メカニカルシャッターがないこと。高速で動く動体撮影で歪みが生じるでしょうけど、そもそも日常シーンでは少ないので諦められます!
商品企画をするとき「何をやらないか」を決めることが難しいと思うのですが、「いつも持ち歩けるフルサイズカメラ」が欲しいと思っている筆者には、納得感のある仕様の切り捨て、大賛同です!
まとめ
フルサイズサブ機として導入予定なのですが、初回予約がちゃんとできるのか・・・それだけが不安です。以下の写真は「LUMIX S5」と「LUMIX S9」のキットレンズにもなる「LUMIX S 20-60mm」で撮影したものですが、これ以上の画質が小さなボディから出てくるとなると期待しかありませんね。
番外編:LUMIX S9 公式サイトで炎上の件
炎上の内容は調べればすぐ出てきますので書きませんが、10年以上のLUMIXユーザの素直な感想としては、信頼を裏切る腹立たしい行為そのもの。猛暑いただきたいところです。
公式掲載のお知らせを読みましたが、生成AIで作成したほうが、おそらく、まともな文章が出てきますよ・・・。(2024/05/31 更新されました)
下記の方も書かれているのですが「スチルでの普通の作例がなさすぎる」のもダメでしょって感じです。カメラの基本中の基本が抜けてる感じがします。