2021年6月のイベントWWDCにてお披露目となったmacOS 18番目のメジャーリリース。その名は「macOS Montrey」。「macOS Big Sur」の後継となります。
あれ?モントレーって町か郡の名前だったような記憶が・・・。とうとうネタが尽きたのでカリフォルニア州の郡の名前を使っていくのかな?響きとしては覚えやすいです。
ともあれ、やはりアップル本社の近隣地域の由来の名前を選んでいます。そして、昨年からの予想はあいかわらず外れましたが、記事の中では「モントレー」という文字を奇跡的に書いてました!
モントレーの名前の由来は?
先にも書きましたがモントレーはカリフォルニア州の郡の名前であり、その郡には「モントレー」という町があります。モントレー湾という地名もあります。
地理的な場所はビッグサー(Big Sur)の北部。カリフォルニア州の太平洋に面した州道1号線(通称 PCH:Pacific Coast Highway)沿いの地域です。
筆者は訪れたことはありませんが、西海岸の港町はよく似た風景ですので、訪れたことのあるカリフォルニア州の街並みの紹介です。
マリブ周辺はサーフィンとセレブ達の町でリキュール酒「マリブ」はここから名付けられたとか。また、桟橋(ピア)があることが多いです。
モントレーはもう少し都会なようなので、サンタモニカやロングビーチといった町の方が雰囲気は近いかもしれませんね。
州、郡、市
さて、突然ですがアメリカの州、郡、市の区分けってどうなっているのか?意外と「郡(County)」の存在は認識されていないので紹介してみます。
今回の「モントレー」を日本的な住所で書くと「アメリカ合衆国カリフォルニア州モントレー郡モントレー市」となります。
カリフォルニア州=都道府県の感覚をもちますが、実際はカリフォルニア州=国と考えた方が近いですし、郡=都道府県の方が実態に近いかもしれません。
国>州>郡>市の順番で地理的な規模は小さくなっていきます。
実際に生活をしていて「郡」を身近に感じるのは税金や行政の書類です。特に消費税(Sales Tax)は、州、郡、市によって異なるので、市を跨いでランチとかすると「あれ?今月から消費税変わってる!?」なんてことが良くおこりました。
下のカリフォルニア州ロサンゼルス郡カルバー市の例だと1年間に3回消費税が変わっていて(9.25%、9.75%、10%)。内訳は、州税、郡税、市税、特別税(恐らく市が勝手に決められる税)となってます。対応するお店の方も大変。コインレスな社会なのもうなづけます。
次のmacOS名称の候補
もう当たらないだろうけど次回のmacOSの名称の予想はしておきます。
カリフォルニア州の景勝地や地名で名前になりそうなところやこれまでの場所を地図上にプロットしてみました。
今度こそ「ジョシュアツリー」を!
筆者の好きなカリフォルニアの国立公園である「ジョシュアツリー国立公園」。名前は「ジョシュアツリー」でしょう。その時は「ジョシュア」と略されて呼ばれることになりそうです。知名度としては Mojavi(モハべ)並みの低さですがビジュアル的なインパクトは一番のはず。
巨木が立ち並ぶ南の「セコイア」もしくは北の「レッドウッド」「ラッセン」
巨木の森が群生する南カリフォルニアの国立公園。もしくは、同じような巨木が生えている北カリフォルニアのレッドウッド国立公園はいつか選ばれるはずです。また、火山や溶岩ドームがあるラッセン国立公園も候補です。
北カリフォルニアにある湖「タホ」
山や海ばかりなので、湖で良いところがないかと思いついたのがココ。カリフォルニアで有名な湖ならば間違いなく「レイク・タホ」です。自然豊かなところで、夏は避暑地であり、冬はスキーリゾートとなります。名前の響きからも選びやすそうです。雪山と湖のコントラストを生かしたイメージ画像とかが使われそうです。
死の砂漠「デスバレー」
世界的に有名で使われていないのは「デスバレー国立公園」です。ここもカリフォルニア州の国立公園なのですが名前が縁起良くないので使われないでしょうね。熱暴走して止まりそう・・・。
セコイア、シエラのご近所「キングスキャニオン」
国立公園なのですが、セコイア国立公園と一緒に管理されていること特徴的なものがない、そしてマイナー。さらに名前が「Kings Canyon」という特徴が少ないということで選ばれなさそうです。すごく綺麗なところなんですけどね・・・。
街や地域の名前で選ばれるのであれば「ナパ」もあるのか!?
カリフォルニア・ワインで有名な「ナパ」。地理的にはサンフランシスコのすぐ北にある地域なので採用の条件には合致しますが、如何せんワイン生産地としての知名度が高すぎるので採用されないですかね。アップルならばもっとマイナーで自然豊かなところを選ぶでしょう。
肝心のOSの機能や性能は?
肝心のmacOSの機能についての評価なのですが、今回の更新はあまりにも特徴がないので、動き全体が軽くなって安定化してくれれば十分です。
問題は昔のiMacがサポートされなくなるのと、Appleチップ搭載機でないと動作しない機能が増えていくことでしょうか?
インテルCPU搭載Macでは動作しない機能一覧
- FaceTimeでのポートレートモードでの背景ボケ
- PhotosアプリによるLive Textでのテキストコピー、貼り付け、検索、翻訳
- Mapsアプリでのインタラクティブな地球の3D表示
- Mapsアプリでの一部都市でのより詳細な表示
- 一部言語のテキストからスピーチ機能
- すべての処理をオフライン状態でおこなうデバイスでのキーボード検出
- 無限キーボード検出(以前は1インスタンスあたり60秒に制限)
OS的には次世代Windows「Windows 11」のほうが気になるところです。