現在使用中の「Olympus OMD E-M1」のサブカメラの検討をしていたところ、それほど期待していなかった「Panasonic Lumix GX8」がとんでもないスペックで発表されました。俄然、購入候補となり早速「LUMIX GX8 予約キャンペーン」で購入宣言を行いました。
早々に予約を検討したカメラはこれが初めて。すでに海外では多数のハンズオン・レビューが登場していますが、今回の一番の決め手はカナダのカメラショップ「The Camera Store」の「Panasonic GX8 Hands-On Field Test」でした。
映像は「Panasonic LUMIX GH4」で撮られており、このショップの紹介映像はクオリティー高いです!
※2015年10月とうとう購入しました。レビュー記事はページの下の方にある関連ページからどうぞ。
購入検討の決め手となった特徴
最新20MPセンサー、性能良さそう
ハンズオン・レビュー、9:28頃からのセンサー紹介において比較されている「Lumix G7」よりも解像感があります。高ISOでも問題なくISO3200までは常用可能と判断しました。なお映像内でも言っていますがローパスフィルタレスでは無い模様。
センサーはソニー製の新型との噂もあり、歴代のソニーセンサーは高感度にも強いので星空撮影も期待できます。機能にも「星空AF」なんてものがあるので自信の表れかと。
[sonyalpharumors] New Panasonic GX8 is rumored to use the new Sony Micro Four Thirds sensor.
大きさが丁度いい
「Panasonic Lumix GX8」は、マイクロフォーサーズ規格のカメラのくせに大きいです。しかし、すでに 「Panasonic Lumix GH3」「Olympus OM-D EM-1」でこの手のサイズ感には慣れてますし、レンズを含めたトータルでのコンパクトさはAPS-C機、フルサイズ機に勝ります。
カメラの大きさ比較は「Camera Size」というサイトが便利。例えば「EM-1 vs GX8」をみてみると、大きさにほとんど違いがないことがわかります。
防塵・防滴搭載
外でしかも結構なタフな環境での撮影が多いので防塵・防滴機能は欲しかったところ。「Panasonic Lumix GX7」「Panasonic Lumix G7」共に搭載していなかったため二の足を踏んでました。
4Kフォト、4K動画
あまり動画は撮らないのですが「4Kフォト」は非常に魅力的。ビデオに強いパナソニックならではの機能だし、新しい撮影スタイルを提案してくれる機能として使ってみたいです。
レンズとボディの両方で手ぶれ補正
レンズ側のファームウェアのアップデートで随時古いレンズにも対応していくとのこと。現在所有のレンズ内手ぶれ補正機能付きPanasonicレンズは全て対応されそう。
ボディ内手ぶれ補正はOlympusのそれには敵わないと予想するけど、それでも無いより全然ありがたい。
撮影後にフォーカス位置を変えられる「フォーカスセレクト」
4Kフォトができるからこそ成せる技。撮影中にフォーカスの異なる絵を撮っておいて、そこから好みのフォーカスの写真を選択できる。うまく使えばピンボケ写真が激減する!?ファームウェアアップデートでの対応となるようです。
パナソニック Lumix カメラのもつポテンシャル
「Olympus OMD EM-1」と「Panasonic Lumix GH3」を使って見て感じたことは、フォーカスの速さ、柔軟さはPanasonicの方が熟れていると評価しています。その特徴は下記のページで。
てんこ盛りな機能
ちょっと詰め込みすぎじゃないのか?というてんこ盛り感があります。ビデオ撮影は「Lumix GH4」に一歩劣るようですが写真撮影中心なので全くデメリットはありません。
ニュースリリースより抜粋
- 新開発20M Live MOSセンサー&世界初6コントロール手ブレ補正システム「Dual I.S.」で、より高画質を実現
- 新開発 高精細20M Live MOSセンサー
- 世界初レンズ(2軸O.I.S.)とボディ(4軸B.I.S.)の6コントロールによる手ブレ補正機能「Dual I.S.」が小さなブレも大きなブレも強力に補正
- チルト可動式の倍率約0.77倍OLEDファインダー
- 思いどおりのアングルで撮れるタッチパネル搭載OLEDフリーアングルモニター
- 秒間30コマ連写で決定的瞬間をとらえる「4K フォト」に3つのモードを搭載撮影シーンに合わせ より使いやすく便利に
- タッチ操作で快適に決定的瞬間を選び出すスライドフォトセレクト
- 撮影後にフォーカス位置を変更できる「フォーカスセレクト」をソフトウェアファームアップで搭載(予定)
- 優れた操作性と堅牢性で幅広い撮影シーンに対応
- ダイヤル、ボタンの配置をリニューアルし、操作性の向上を実現
- 防塵・防滴仕様&高い剛性で堅牢ボディを実現
- 素早く被写体をとらえる空間認識AF
- その他の特徴
- 自然なノイズ感、立体的な解像感、滑らかな階調、自然な色再現を可能にしたヴィーナスエンジン
- 高精細4K30p動画、なめらかなFHD60p動画を撮影可能
- 被写体の動きを予測する機能を加え、追従性能が従来機GX7比で約200%に向上した「追尾AF」
- 月明かり、ろうそく下でも合焦できる「ローライトAF」
- 微小な光源を検出し、夜空の星までピントを合わせる「星空AF」
- パスワード入力を省略し、さらに接続・設定が簡単になった「Wi-Fi」対応
- より広い範囲を撮影できる「パノラマ(ワイド)」
- P/A/S/Mやパノラマなど、どの撮影モードからもフィルター効果をかけられる「フィルター設定(22種類)」
- AFS 8コマ/秒、AFC 6コマ/秒のフル画素連写(20M時)
- 動画撮影をアシストする充実の機能(シネライクガンマ、ゼブラパターン、センターマーカー)
まとめ
非常に魅力のあるスペックになっているので、すぐにでも試してみたいのですが、アメリカでマイクロフォーサーズはマイナーなため展示物をみることはできません・・・。日本に行った機会に何とかしたいものです。