2016年11月下旬にオリンパスから新発売となる3本のレンズ。西新宿にあるショールーム「オリンパス・プラザ東京」に展示されているとのことでしたので、早速、触ってきました。
展示されているレンズは販売品と同じとのことでした。写真撮影OK、データ持ち帰りOK、他社製マイクロフォーサーズカメラにつけてもOK、ブログに写真掲載してもOK、となんでもありの状態でしたので、遠慮なく触らせていただきました。
その場限りでの30分くらい試しただけでのレビューですので、これから評価がかわるかもしれません・・・。
他のレンズのレビューはこちら
2016年11月末日に「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」を手に入れました!
とりあえず撮ってみたレポート。
購入2週間後のレビュー、作例も多数掲載しました。
なんじゃ、このレンズは・・・
まずは、個人的に一番注目の「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」から。
35mm換算で24mm〜200mmをカバーする高倍率ズームレンズなのですが、プロフェッショナルの名を冠するオリンパス最高峰のレンズです。液晶に映る画像を見た瞬間に「なんじゃ、このレンズは・・・」と唸ってしまったほどの解像度の良さ、描写力の高さです。
広角側12mm、絞り開放F4であってもピントの合っている部分はカリカリ、パキパキの描写です。「LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8」を絞ってもこんなには解像しないでしょう。また、コントラストも強く、はっきりくっきり映るレンズです。
望遠側100mmも凄まじい描写。手持ちのレンズで100mmを捉えられるのは「LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6」「LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6」なのですが、画質の良さは別次元です。
少し気になるのはボケ味。遠景は綺麗なのですが、かぼちゃのマスコットの奥にあるオブジェのラメが光っている部分が波紋のようになっているところが若干煩く感じます。が、サンプルが少なすぎるので判断が難しいところです。
かなり近くまで寄れます
広角側12mmは、レンズの先端から物体まで5cm位までは軽く寄れます。そんな状態でピントが素早く合うというのは非常に便利。子供を撮っていて、ふとカメラに近づいた瞬間を捉えるとき、近すぎてピントが合わない!ということはよくあります。とはいえ、さすがにカメラ5cm位までは接近されませんので、結果的にどこにいてもピントが合うということになります。
望遠側100mmも、かなり寄れます。レンズの先端から物体まで30cm位までは寄れますので、簡易的なマクロレンズにもなってしまいます。
「Panasonic LUMIX DMC-GX8」に取り付けてみた
その日持っていた「Panasonic LUMIX DMC-GX8」に取り付けてみました。マイクロフォーサーズのレンズとしては重い方(500g超)なので、グリップのしっかりとしたボディでないと支えるのは難しいと感じました。OM-D E-M1やLUMIX GX8位の大きさのボディがちょうど良いです。
パナソニックのボディだとレンズ+ボディの手ぶれ補正が使えなくなりますが、レンズの手ぶれ補正は問題なく使えていました。また、ピントが迷うということもなく、快適に使えました。
このレンズのポテンシャルを十分に発揮させるにはオリンパスのボディが必要ですが、GX8でも十分に使えるレンズです。
まとめ
これまでは、12−40mm/F2.8 PRO と 40−150mm/F2.8 PRO の2本がズーム全域をカバーするレンズでしたが、12-100mm/F4.0 PRO 一本で多くのシーンをカバーできそうです。
防塵防滴機能も備えているため、最高画質の旅レンズと言えそうです。
ショールームの方曰く「初めてオリンパスのレンズを手に入れるのであれば、圧倒的にオススメ」とのこと。全くその通りです。