2016年1月、真冬のザイオンを再訪しました。出発前日まで猛烈な冬の嵐が周辺を襲い、積雪・凍結でホテルのキャンセルも考えたほど。幸い当日は嵐が抜けて天候が回復し、チェーンなしでたどり着けました。雪を纏った赤い岩壁は、また格別の美しさです。
ここでは、冬に実際に歩いた比較的やさしいトレイルを紹介します。雪道・凍結区間があるので、滑り止め(アイゼン)と防水の靴があると安心です(装備は旅の準備の記事へ)。
冬はトレイルの一部が積雪・凍結で通行止めになります。下の写真のように完全に凍結している区間もありました。最新の開通状況は公式で確認してください。
パールース・トレイル(Pa’rus Trail)で夕焼け
公園に着いた初日の夕方に歩いたのが、ビジター・センター付近からヴァージン川沿いに延びるパールース・トレイル。舗装された平坦な道で、自転車やペット(リード)もOK。シャトルに乗らずに歩けます。
川沿いから赤い岩壁を見上げる開けた眺めで、夕焼けの時間帯は岩肌がオレンジ色に染まって特に綺麗。のんびり散歩するのにぴったりのトレイルです。

夕方の斜光で赤く染まる岩山
ロウアー・エメラルドプール・トレイル(Lower Emerald Pool Trail)
ザイオン・ロッジから出発する、往復約2km・なだらかで歩きやすい人気トレイル。岩壁から水が流れ落ちる「エメラルドプール」へ向かいます。冬は流れ落ちる水が凍りかけ、無数のつららになって独特の景色になっていました。通年で歩ける手軽なコースです。

流れ落ちる水が凍ってつららに
ウィーピングロック・トレイル(Weeping Rock Trail)
往復約0.6km・短いながら急な舗装路を登ると、岩のくぼみから水がしたたり落ちる「泣いている岩」に到着します。訪れた冬は、このトレイルが完全に凍結していて、足元はツルツルでした。
完全に凍結したトレイル
なお、ウィーピングロック・トレイルは2023年の落石で長く閉鎖されていましたが、2025年9月に再開しました。ただし、この先の Hidden Canyon や Observation Point(East Rim 経由)へ続くトレイルは引き続き閉鎖中です。
リバーサイドウォーク(Riverside Walk)
シャトルの終点シナワバ寺院(Temple of Sinawava)から、ヴァージン川沿いを奥へ進む往復約3.5km・1時間半ほどのなだらかなトレイル。終点はナローズ(The Narrows)の入り口です。雪の渓谷を見ながらの川沿い歩きは、夏とはまた違う静けさがありました(このトレイルとシナワバ寺院は渓谷の見どころでも紹介しています)。

雪をまとった静かな冬の渓谷