ブライス・キャニオン国立公園(Bryce Canyon National Park)は、水や風に削られた赤と白の岩が、尖塔(フードゥー=Hoodoo)のように無数に立ち並ぶふしぎな公園です。ビューポイントから見下ろした瞬間、あまりの美しさに言葉を失いました。公式サイトに「Hoodoos and forest mixed together」とあるとおり、尖塔と森が織りなす独特の風景が広がります。

このページは、私が2度訪れた経験をもとに、ブライス・キャニオン旅行の準備から見どころまでを一気に見渡せる総合ガイドです。気になるところから読み進めてください。

ブライス・キャニオンの3大特徴

  1. 大自然の芸術「フードゥー」:もろい石灰岩が、何千年もかけて雨水や冬の凍結・融解のくり返しで削られてできた尖塔群。一本一本が異なる形をしています。
  2. 標高2,000〜2,700mの高地:グランドサークルのほかの公園より標高が高く、夏でも比較的涼しい反面、朝晩は夏でも冷え込みます。歩くと息切れしやすいので、ゆっくり行動を。
  3. 「見下ろす」キャニオン:谷底から見上げるのではなく、崖の上のリム(縁)から、巨大な円形のくぼ地(アンフィシアター)を見下ろすスタイルが基本です。

やるべきこと

  • 谷底を歩くハイキング:展望台から見下ろすだけでなく、フードゥーの隙間を縫って歩くと、その巨大さと迫力を肌で感じられます(→ トレイル記事)。
  • 日の出(サンライズ)の鑑賞:朝日に照らされたフードゥーがピンクや黄金色に輝く瞬間は、言葉を失う美しさ(→ ビューポイント記事)。
  • パノラマドライブで展望台巡り:園内を南北に走る道沿いに絶景が点在。4月中旬〜10月中旬は無料シャトルも運行(→ 行き方記事)。
  • 満天の星空の観賞:ブライスは国際ダークスカイパーク(星空保護区)に認定。夜は肉眼でも天の川や数千の星が見え、レンジャーによる天体観察プログラムも開かれます。標高が高く空気が澄んでいるぶん、北米でも屈指の暗い夜空です。

2回訪れて見えてきたこと

最初の訪問は2012年11月の終わり、グランドサークルをめぐる旅の2番目の目的地として。高地なので少し雪がかかっていて、それが赤い岩のよいアクセントになっていました。

グランド・サークル、2012年秋の旅、旅程の紹介
2014年11月29日national-parks

2度目は2015年1月。アーチーズ・キャニオンランズと合わせて巡った真冬の旅の一環で、このときは完全に雪に包まれた銀世界を堪能できました。冬は園内の大部分が通行止めになるので、最新情報は必ず公式サイトで確認してください。

アーチーズ、キャニオンランズ、ブライスキャニオン国立公園、2015年真冬の旅、旅程の紹介
2015年2月17日national-parks

テーマ別ガイド一覧

旅の準備

ブライス・キャニオンへの行き方とホテル|ザイオンからのルートと速度違反の注意
2014年12月14日national-parks

見どころ

ブライス・キャニオンの絶景ビューポイント4選|ブライス・インスピレーション・サンセット・サンライズ
2014年12月15日national-parks
ブライス・キャニオンのトレイル|ナバホ・ループとクイーンズ・ガーデンで谷底のフードゥーへ
2015年3月7日national-parks

季節で選ぶ

冬のブライス・キャニオン完全ガイド|雪景色の注意点・気温・インスピレーションの日の出
2015年2月21日national-parks

まとめ

ブライス・キャニオンは、展望台から見下ろすだけでも主役級の絶景。さらにトレイルで谷底に下りれば、尖塔を見上げるまったく違う世界が待っています。高地なので体調と寒さ対策に気をつけつつ、ぜひこの唯一無二の風景を味わってきてください。