ヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)へは、ロサンゼルスまたはサンフランシスコから車で向かうのが一般的です。ツアーも数多くありますが、公園内での自由度を求めるならレンタカーが断然おすすめ。ヨセミテビレッジから離れたグレイシャー・ポイントやマリポサ・グローブまで足をのばすなら、車があるだけで時間にゆとりが生まれ、行ける範囲もぐっと広がります。
この記事では、私が実際に走ったロサンゼルス発・サンフランシスコ発の2ルートと、運転の注意点を紹介します。

相棒のインプレッサとブライダルベール滝。レンタカーなら寄り道も自由自在
運転前に知っておきたい注意点
何よりも気をつけたいのが給油です。
ヨセミテ渓谷(観光の中心地)内にはガソリンスタンドがありません。 園内で給油できるのは、クレーンフラット(Crane Flat/120号沿い・24時間)やワオナ(Wawona/41号沿い)など限られた場所だけです(ティオガ道路沿いのトゥオルミ・メドウズは夏季のみ)。しかも園内のスタンドは割高になりがちなので、近隣の町でしっかり満タンにしてから入るのがおすすめ。渓谷の見どころを回ったり、離れたポイントへ往復したりすると走行距離は意外と伸びるので、残量には余裕を持たせておきましょう。
また、長距離ドライブが前提になるので、運転を交代できる人が複数いるのが理想です。途中で休憩を挟むと移動時間はさらに延びます。早朝に出発して午後に到着する、くらいの余裕を持った計画にしておきましょう。
ロサンゼルスから行く場合
ロサンゼルス地区に住んでいたり、長期滞在していたりする人向けのルートです。
ロサンゼルスからヨセミテビレッジ(観光の中心地)までは、およそ6時間・500km。私が通った道順は、ロサンゼルスから I-5 でフレズノ(Fresno)まで北上し、そこから州道41号をさらに北上して公園の南入口に到達する、というもの。見通しがよく、途中に特に危険なところはありません。
南入口からヨセミテビレッジまでは1時間・60kmほど。緑の木々の中を進むワインディングロードが続き、ここまで来ると「いよいよヨセミテだ」という気分が高まります。
休憩を挟むなら、移動には最低でも8時間は見ておいたほうがよいでしょう。
サンフランシスコから行く場合
日本から訪れる場合は、サンフランシスコ国際空港(SFO)経由で向かうことが多いと思います。空港からヨセミテビレッジまでは4時間・320kmほどの道のりです。
注意したいのは、サンフランシスコ国際空港からサンマテオ橋を渡り、オークランドを抜けるまでのフリーウェイ。朝夕のラッシュアワーがすさまじく、ここで通勤渋滞に巻き込まれる可能性があります。時間帯はずらせるとベターです。
そして、日本から到着したその足で運転を始めるのは、よほど旅慣れた人でなければおすすめできません。到着日はゆっくり休み、翌日に出発するくらいの計画が安全です。
まとめ
ヨセミテへのアクセスは「長距離ドライブをいかに快適にこなすか」がカギ。給油は公園に入る前に、運転は無理せず交代で、そして到着日の運転は避ける——この3点さえ押さえておけば、移動も旅の一部として楽しめます。
宿泊先の選び方や、現地での回り方は別の記事でくわしく紹介しています。