ヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)には年間300万人を超える訪問者が集まります。そのニーズに応えるため、宿泊の選択肢も実にさまざま。この記事では、公園内・公園外それぞれの宿泊施設と、料金の目安を紹介します。
まず知っておきたい「予約の壁」
宿泊先は大きく分けて、公園内のロッジ・ホテル・キャンプと、公園外のロッジ・ホテルの2択になります。
そして何より重要なのが、予約は早ければ早いほどよいということ。ハイシーズン(春〜夏)は、どの施設も遅くとも2か月前までに押さえないと泊まる場所がなくなります。特に公園内の施設は数が限られているため(大自然のなかですから仕方ありません)、半年前でも予約が難しいほどの人気です。

あこがれのアワニー・ホテル(The Ahwahnee)
公園内の宿泊施設
公園内の施設は、観光ポイントへのアクセスが圧倒的に楽なのが魅力。宿泊の1年前から予約が可能です。
以下は、2022年6月の週末を中心に「大人2人・子供2人」で調べた料金に、2026年時点の最低料金の目安(予約サイトの「〜から」表示を参考にした概算)を併記したものです。料金は時期・曜日・部屋タイプで大きく変動するので、最新の正確な金額は必ず各公式・予約サイトで確認してください。
The Ahwahnee(アワニー)
一度は泊まってみたい、憧れのホテル。シックで高級感あふれる雰囲気がすばらしく、Apple創業者スティーブ・ジョブズが挙式をしたホテルとしても知られています。公園内のシャトルバスで簡単に行けて、観光ポイントへのアクセスも良好。
たとえ泊まれなくても、中庭でワイン片手に優雅なひとときを過ごせます。ヨセミテに来たらぜひ立ち寄りたい一軒です。
- 1泊1部屋の目安:2022年 $500〜 / 2026年 $450前後〜(冬季プロモなら$360台、ピーク時は$700超になることも)
Yosemite Valley Lodge
ヨセミテ滝が望める渓谷内のロッジ。こちらもアクセス良好で、アワニーより手頃なこともあり大人気です。
- 1泊1部屋の目安:2022年 $300〜 / 2026年 $270〜(冬季は$190前後〜)
Curry Village
同じく渓谷内の施設で、スタンダード・キャビンとテント・キャビンがあります。アウトドア好きならテント・キャビンが雰囲気満点。ただし、春先に泊まった方の話では夜はかなり冷え込むとのことなので、防寒はしっかりと。
- 1泊1部屋の目安:2022年 $160〜 / 2026年 テントキャビン $140〜・キャビン $250前後
Wawona Hotel(ワオナ)
公園南入口側にある、白い外観がかわいらしいホテル。ヨセミテビレッジまで1時間ほどかかるため渓谷観光にはやや不便ですが、マリポサ・グローブへのアクセスは良好です。
⚠️ 2026年時点で休館中:ワオナ・ホテルは2024年12月から改修のため休館しており、再開時期は未定です。予約の可否や再開状況は公式サイトで確認してください。
- 1泊1部屋の目安:2022年 $160〜(※現在は休館中のため予約不可)
公園外の宿泊施設
公園内で予約が取れない場合は、公園外に出ることになります。西入口のある州道140号沿いにいくつか施設があります。ただし、移動には車が前提になります。
Yosemite View Lodge
人気が高く、なかなか予約が取りにくい施設です。
- 住所:11136 California 140, El Portal, CA 95318
- 1泊1部屋の目安:2022年 $340〜 / 2026年 $180前後〜(時期による)
Yosemite Cedar Lodge
私が実際に利用しました。可もなく不可もなく、といったところ。
- 住所:9966 California 140, El Portal, CA 95318
- 1泊1部屋の目安:2022年 $200〜 / 2026年 $100台〜(おおむね$260〜330)
この2つは入口から比較的近く、20分ほどで渓谷までアクセスできます。ここでも予約が取れない場合は、さらに離れたマリポサ(Mariposa)の町まで行けば確保しやすくなりますが、ヨセミテ渓谷までは1時間ほどかかります。
Tenaya Lodge at Yosemite(テナヤ)
リゾート気分にひたれる高級ホテル。設備・サービス・レストランと、どれも申し分ありません(こちらも利用しました)。
- 住所:1122 California 41, Fish Camp, CA 93623
- 1泊1部屋の目安:2022年 $360〜 / 2026年 $150〜(最安付近。平均は$300〜400程度)
なお、公園南入口付近にもホテルは複数ありますが、こちらは詳しく調べていません。
まとめ
ヨセミテの宿泊は、とにかく早めの予約がすべて。アクセス最優先なら公園内、料金や空きを優先するなら西入口(140号沿い)の公園外施設、という選び方が基本です。憧れのアワニーは泊まれなくても立ち寄る価値あり。計画はできるだけ早めに動き出しましょう。
実際にCedar LodgeとTenaya Lodgeに泊まった旅の様子は、モデルコースの記事でくわしく書いています。