滝や展望台だけがヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)ではありません。世界一の一枚岩、巨大なセコイアの森、歴史あるホテル、のんびり歩けるボードウォーク——渓谷の「名所」たちも、それぞれに強烈な存在感があります。この記事では、そんなヨセミテの名所をまとめて紹介します。
エル・キャピタン(El Capitan)
世界一の一枚岩として知られる、どーんと垂直にそびえる大岩壁。その高さはなんと1000m。道路から見上げるのですが、近づきすぎると大きすぎて全景が入りきりません。ブライダルベール滝付近の道路から眺めるのが一番きれいです。
世界中のクライマーが憧れる岩壁で、常に誰かが張りついているとのことでしたが、このときは見つけられませんでした……。

垂直にそびえる1000mの一枚岩
マリポサ・グローブ(Mariposa Grove)
公園南入口のすぐそばにある、ジャイアント・セコイアの群生地です。ここには最大の木グリズリー・ジャイアント(Grizzly Giant/高さ62m)があります。なんとジャンボジェットの全長よりも高いというから驚きです。
幹がくりぬかれたトンネルツリーや、倒れたセコイアの巨大な根っこなど見どころが多く、往復2.4kmのトレイルでめぐれます。ここはベビーカーでも行けると思います。
🚍 現在のアクセス(2026年):マリポサ・グローブへは、南入口すぐのマリポサ・グローブ・ウェルカムプラザに駐車し、そこから無料シャトルで向かいます(おおむね4月中旬〜11月下旬、10〜20分間隔)。グローブまでの道(約3km)は一般車通行止めです(身障者用プラカードのある車は通行可)。冬季(12〜3月ごろ)はシャトル運休・道路閉鎖となり、徒歩やスノーシューでのアクセスになります。

最大の木、グリズリー・ジャイアント
アワニー・ホテル(The Ahwahnee)
Apple創業者スティーブ・ジョブズが挙式をあげたことでも知られるホテル。落ち着いた茶色と緑のたたずまいは、ヨセミテ渓谷の景色に溶け込むかのようです。宿泊予約は難しく、ハイシーズンは半年前でも取りづらいほど。
たとえ泊まれなくても、中庭でワイン片手に少し洒落た昼食をとることができます。内装の雰囲気もすばらしいので、休憩がてら立ち寄るのがおすすめです。

渓谷に溶け込むアワニー・ホテル

中庭での優雅なランチ
湿地帯のボードウォーク
ヨセミテ渓谷の平地部分は湿地帯になっていて、木道(ボードウォーク)が整備されています。気軽に散歩でき、ヨセミテ滝、エル・キャピタン、ハーフドームを背景に歩けるぜいたくなコース。ガイドブックではあまり紹介されていませんが、個人的にはイチオシです。ベビーカーも問題なく使えます。

ハーフドームを背景に歩けます

気持ちのいい木道散歩
ワオナ・ホテル(Wawona Hotel)
白い建物がかわいらしいホテル。マリポサ・グローブを訪れたあと、休憩のために立ち寄りました。すぐそばには馬車の展示や昔の馬小屋があり、馬に乗っている観光客の姿も見かけます。
このとき、マリポサ・グローブの駐車場が満車だったため、ホテルの駐車場に停めてシャトルバスでアクセスするよう案内されました(※当時の運用。現在はマリポサ・グローブへのアクセスは前述のウェルカムプラザ発の無料シャトルが基本で、ワオナ・ホテル自体も休館中です)。

白い木造のワオナ・ホテル
⚠️ 2026年時点で休館中:ワオナ・ホテルは2024年12月から改修のため休館しており、再開時期は未定です(宿泊・レストランとも休止)。訪問前に公式サイトで最新状況を確認してください。
まとめ
ヨセミテ渓谷の名所は、自然の迫力(エル・キャピタン、マリポサ・グローブ)と、人の営みの味わい(アワニー、ワオナ、ボードウォーク)が同居しているのが面白いところ。滝や展望台めぐりの合間に立ち寄れば、旅にぐっと奥行きが出ます。
絶景展望台や、歩いて楽しむ滝・トレイルはこちらの記事へどうぞ。